榊博史の自己紹介
私は 1985年に株式会社阪急百貨店に入社し、4年間勤務させていただいた後独立開業し、1989年から経営コンサルタントとして多くの方のご支援とご指導を賜りながら活動してまいることができました。
この間、実にさまざまな業種、業態、規模の企業や団体、個人の経営活動を拝見し、関与させていただく機会に恵まれました。
私の経営コンサルタントとしての活動分野は、
店舗や営業活動などの顧客接点におけるマーケティング効率と、マーケティング効果を上げるための戦略策定、戦術の具体化、仕事のしくみづくり、人材の育成をクライアントと共に行うこと
と幅広く、なかなか「経営コンサルタントとしての専門分野」を定めることができずにおります。
ただ、お引き受けすることが多いテーマとしては、
・顧客満足(CS)を高め、実績を上げるための販売(営業)マニュアル
制作や研修
・顧客ニーズに合致した商品政策(マーチャンダイジング)の立案
・顧客が快適に長時間滞在でき、顧客接点が拡大する店舗や空間を
実現するための改善提案や基本計画の立案
・従業員満足(ES)を高め、やる気を高めることにより、経営効率を
向上するためのしくみづくり
などの分野がございます。
私が考える商業繁盛の法則
私のクライアントの多くは、小売業、飲食業、レジャー産業などの最終消費者(エンドユーザー)向け店舗や施設を有する企業や団体、個人の方です。商業の社会的使命はいろいろありますが、その最も大きなものの1つに、多くの人々(大衆)の「あこがれ」や「夢」を実現するためのお手伝いをすることがあると思います。
・安全で品質の良い食品を安価に豊富に提供する店
・あこがれだった服飾品をコーディネートの知識や安心の
保証と共に
提供する店
・皆で楽しめるAV機器を設置から接続まで含めて「楽しめる状態」で
提供する店
など、業種・業態、個別企業によって異なりますが、商業はそれぞれのやり方で消費者の「あこがれ」「夢」を「目に見える形」にして消費者に届けて、生活提案を行い、人々の生活を豊かにしてきました。今まで一時代を築き、その時代で最も繁盛した商業は、その事態の消費者の「あこがれ」「夢」(=ニーズ)をかなえることができた店や企業であると思い至りました。
業態 | かなえる「あこがれ」「夢」(=ニーズ) |
市 | ハレ、義務からの解放 |
薬売り、行商 | 都のライフスタイル |
百貨店 | 西洋の文化、文明 |
GMS | アメリカ的豊かな生活 |
CVS | 個人主義の気ままな生活 |
SC | 田舎人限定の都会生活(SCは都会では不振) |
テーマパーク | 非日常の時間消費(金がかかる) |
アキバ、ドンキ | 日常の時間消費(金がかからない) |